続・オークランド空港軟禁事件!!-現場にいました。-

つづき・・・

この頃になると薄々日本でのインフルエンザの報道が大きくなっていることと
無関係ではないだろうことは想像できました。

そして1時間が過ぎた頃機長より「ようやくいいニュースです。これから健康省
の職員が乗り込んで皆さんにお知らせをします」と・・・

そしてしばらくすると全身を完全にカバーをしてマスクをした格好の職員が何人
か機内に入ってきました。
おいおいおい・・・・・

まるでバイオハザードの世界です?!!。

そしてこの人たちも一応インフルエンザに関係することらしいけど
詳しい事はこの後説明があるのでお待ち下さい。
と行ったきりアヒルみたいなマスクを配られてそこで待機です。
4ヶ月のうちのチビちゃんもアヒルにされました(苦笑)

その間も僕を含め理由を聞き出そうとしてみますが本当に彼らは必要以上のこと
を知らないような感じだったので周りも執拗にそのスタッフやNZ航空のスタッフに
問いただすことはなく、また職員も平謝りに「すいません」というスタンスでもなく

お互いに「困ったねぇ」といった感じで軽口も叩いたりして現場は特にパニック
になるわけでもありませんでした。

正直こっちは乳児を含む子供も2人もいて早く帰りたかったのですがこういう
現場のやりとりが良くも悪くもNZらしさだなと感じざるを得ませんでした。

そしてその後ようやく飛行機を出るとタラップの出口では更に職員がいて
一人ひとりの体温検査をしていました。

僕らは長男がもう熱が無い事は知っていましたが引っ掛かるんじゃないかと
ちょっとドキドキして検査をしました。

結果、家族4人平熱。問題なし。の緑の札をもらいました。

そしてこれで終わりかと思ったらまた別の部屋(というより別階の出発ゲート)
に通されるとそこには同じ飛行機に乗っていた
乗客が押し込まれてすごい混雑をしておりました。

途中ドクターが来てアナウンスメント。
「シーッ」と遮ったのですが長男が僕に喋っていて全て聞き取れなかったのですが
「この午後・・・・メディカルチェック・・・・水を配ります」
なんて言葉が聞こえて「この午後って?!・・・いつまでやるつもりだ よ!!」
と絶望に打ちのめされそうでした。

そしてしばらくして職員たちが紙を配りだしました。

半分キレ気味でここに現在の健康状態でも書けというのか?と見て見ると

インフルエンザとは・・・とかインフルエンザに掛かった場合はとか・・・予防
の方法は・・とかのただの情報の紙1枚。

それを配ってしばらくすると普通に開放されました。

な・・・なんなん?!!!

ニュースにあるように確かに数人の高校生が僕らの待つ別部屋に通されてしばら
くしてから更に別の部屋に行くように
移動指示がでていましたが結局彼らからも何も出ずじまい・・・・。

な・・・なんなん!!!!

ようやく空港を出た時は12時30分を回っておりました。
空港着陸から3時間以上です。

ふぅ・・・・・。

正直腹も立ちましたし、途中の時点でこの怒りを鎮火するには
このブログのネタにする以外にないなとも思いましたが(苦笑)・・・

後になって思うのです。

たしかにフライングの部分もオーガナイズされていない部分も新聞の指摘の通り
だろうと思うし僕らはアンラッキーだった部分もあったと思います。

だけどこういうストレスの大きい中にあってもどちらも一方的にならず
コミュニケーションを取れるところ。

そして国を守るために彼らはいつも外部からウィルスを含め新種の生物1匹の侵入に対し
ても気を遣っているところなどこの国らしさも垣間見えた気がしました。
(昔、外国からの貨物船に新種のクモが1匹見つかっただけで徹底的に探すTV番組を見ました)

外で待っていた関係者の方も大変だったでしょうがあの高校生たちの中には
初めてのニュージーランド。海外。だった子たちがおそらく沢山いた筈です。

今回のこんな騒動になって「あああ。あんな国にもう行きたくない」
なんて思われたらとても悲しいなと・・・。

実は今後僕もこういう学生のお世話もさせて頂けそうなので
余計に気になったのでした・・・。
 
なんて思っていたら・・・ヘラルドにはメディアの取材に対して
ピースサインを返しながら写真を 撮っていたとあります。

逞しいぞ?!高校生!!

きっとこれからのステイでこんな事も忘れてしまうくらいの出会いや
新しい経験を与えてくれるでしょう!!

NZを目一杯楽しんで!!

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