フルタイム雇用とパートタイム雇用の流れの違い
まずは各種求人募集サイトとその活用方法についてです。
これはとても一般的な方法ですがフルタイムの募集とパートタイムでは若干流れが変わって来ます。
パートタイム雇用
通常週30時間以下の仕事を指す。平日毎日5時間づつや、8時間×3日間など様々。
ワーホリなどのオープンなワークビザは問題ないがパートタイムでは雇用主記載のワークビザの申請はできない
(*最低でも30時間以上のフルタイムが条件)
- オンラインベースの求人ページを見て興味のある仕事に申請
- その際には大抵CV(履歴書)のみでOK
- 書類審査に通った場合は電話で連絡が来て面接確認が来る
(応募中は常に携帯を離さない+名前入りのvoice mail設定^^) - 面接(通常1回)を受ける
ここで即返答の場合もあれば後ほど連絡しますという場合もある - その後会社で条件面などを確認
フルタイム雇用
正式な規定はないが週30時間~40時間の労働を指す。ワークビザなどで指定されるのは週30時間以上の仕事。
雇用主記載のワークビザの場合はそこでしか働けない
(*条件変更等は場合によって可能)
- オンラインベースの求人ページを見て興味のある仕事に申請
- その際にはCV(履歴書)とカバーレターを一緒に送る
- 書類審査に通った場合は電話で連絡が来てメールにて面接確認が来る
(応募中は常に携帯を離さない+名前入りのvoice mail設定^^) - 面接(時には数回)を受ける
通常はここで電話返答があれば合格、メールでは桜散るというケースがほとんどまた稀に面接後に第三機関のオンライン適正テストなどを受けさせる企業もある - その後会社で条件面などを確認
オンライン求人募集サイトの活用方法
パートタイムもフルタイムも一番スタンダードなオンライン募集について紹介します。
Seek
登録数はニュージーランドでもトップクラス
(但し本当の募集でないものも含まれる*後述)
募集中の仕事を探すというだけでなく
・関連募集がメールで届くサービス
例えばJapan, Japaneseなどと登録しておいてそのキーフレーズに
関係する募集が来た場合にメールで知らせてくれるサービス
・職種に関連のあるコースが分かる
・ボランティアやインターンの情報・募集
http://www.seeklearning.co.nz/?CampaignCode=SEEK_BANNER_29
政府による就職についてのサイト
http://www.careers.govt.nz/
Auckland Regional Migrant Services
http://www.arms-mrc.org.nz/default.aspx
新移民のための就職セミナーやワークショップや
無料の英語レッスンなどを提供する。
その他にもIndeedやTrademeそして日本語のNZDAISUKI.COM
などでも求人の募集が確認できます。
人事に読んでもらえるCVとカバーレターについて
CVがニュージーランドに於ける履歴書であることを知っている方は多いと思いますがこのCV次第で最初の関門が通るか通らないかの大きな最初のステップです。
まず必ず入ってないといけないものとして下記の例を挙げます。
・自分の連絡先
・自分のストロングポイント
・職歴(新しいものからその募集に関係あるものだけ)
・学歴(新しいものから期間と資格の種類)
・資格
・リファレンス
ここでは外国人である私が考えて作ったものでなくニュージーランド人で「どのようなCVが読んでもらえるCVか」を研究しつくした人のテンプレートをお勧めさせて頂きます。
これは実際に自分も試してみてとても効果的なCVでした。
CVを作る際によく僕ら邦人が新しく来た学生さんに基本セオリーを教えたり語学学校の先生が授業やサービスの一環で作り方を教えたりします。
ですがそれはやはり基本の(誤解を恐れずに言えば当たり障りのない)CVの作り方になりがちで大勢の募集の中からも目立って「選んでもらうCVの作り方」とはやはり違ってきます。
募集に対して何十、何百と応募が来るケースでは人事担当がCVの最初にふるいを掛けるのに使われる時間は6秒とも言われています!?
そんな6秒に残るためにもどんな事が書かれているべきかを知りたい方はこちらからご申請下さい(無料です)
CVテンプレをもらうカバーレターとは?
カバーレターとは日本ではなかなかなじみがありませんがあなたのCVのハイライトの要点をまとめる意味もありますし募集した内容の言葉やフレーズに沿って書かれているかどうかをチェックされる場でもあります。
ここは全ての募集に同じカバーレターを送るのではなく個々の募集をしっかり読み込んで
・この会社で求められる人材に自分がマッチしていることを証明し
・自分の経歴からこの会社でこんな事ができる
という部分を強調して作る必要があります。
一番最初の選択で見られる部分なのでここも重要です。
ここでは私が今回の学校の応募に際して提出した
カバーレターの例を確認下さい。
特に難しいことは書いていません(苦笑)
募集の中でこの学校営業の経験者という部分と
ネットワークがある人が良いとのことでしたので
その中身に沿うように今までの自分の経験と
ONLINEを含めてこんな事ができるという部分をハイライトしました。
ここでも当たり障りのない事を書くだけじゃなくて
「この部分が人と違う」という部分を見せられると
「どんな人物かCVを確認してみるか」
となりますので参考にしてみて下さい。
15.競争相手を出し抜き面接を有利に進める事前準備書類
これは慣れないとやはり緊張するのでしょう・・・・ね?!
正直僕は面接も下準備がかなり大きいと思っているので
あまり緊張した記憶がありません。
上でCVとカバーレターとその他に裏技を使ったと書きました。
この2戦2勝した際の作戦をここで公表します。
ミネラルウォーターの日本展開を考えているKIWIの会社にて
まずCVとカバーレターを作ってそのまま送るのではなく
日本におけるミネラルウォーター業界の市場調査と企画書を提出しました。
・何万人規模の市場で年間売り上げは?
・市場単価と販売形式は?
・競合他社とそのシェアは?
・過去実績(特に震災後)の変化
そしてそこから自分ならどんな人脈があって
どのルートをどう攻めて売り上げをどのくらい見込むか。
これを作りました。
これがその時の資料です。
そんな難しいものではないですよ。
沢山書いていますが最初の半分は英文で書かれたデータ資料を
そのままコピペしただけです(笑)
このデータを作ったのは書類の選考に目立たせる目的もありましたが
その他にも面接を有利に運ぶという作戦もありました。
つまりこの書類を提出しておけば面接もこれを元に
質問や意見が聞かれるのでこちらがイニシアチブを取って
対応できるというメリットがあるのです。
後は向こうの質問に答えるというよりは
その企画書を元にその内容の補足をしているという感じで面接は終わり
その場で採用でした。
・・・・残念ながら3月末でオークランドオフィスは畳み本社の
ネイピアに動いてしまったので僕は外からのサポートのみをしていますが。
そしてそんな直後に縁のあった語学学校の新規立ち上げの時の面接では・・・
やはり同じようにNZにおける語学学校の日本人マーケットの分析と
自分の経験や人脈とFacebookなどを使ったツールで
年間何人くらいの日本人を入学させられるかまでの計画を
パワーポイントで作って臨みました。
ここでも最初の自己紹介をちょっとしてからは持ち込んだ
このマーケティング計画の話がメインになり自分が
予定した通り自分の用意した資料を基に話が進めたので
特に緊張することなく流れていきました。
その他に聞かれることなんて大抵決まっています。
・あなたの短所は?
・なぜ前職を辞めたのか?
・あなたがした失敗で一番大変だったもの、そしてどうやって
そのダメージをカバーしたか?
・給与はどのくらいを望んでいるか?
(これってどう答えるのかバランスが難しいですね^^)
などなど・・・
これらは大体どこでも聞かれることなのである程度自分の中で
もう準備をして臨むことができます。
後はこれも書いておくほうが良いと思いますが
英語間違えたり正しく答えられなかったらどうしよう?と
心配されている方。
僕も色々なところで書いていますがこの英語の部分が完璧であることよりも
英語が70%でも自分の専門の分野でしっかり実力が発揮される方で
あれば現地企業でも十分チャンスがあります。
もしこの部分を100%じゃなきゃダメだという企業はそもそも
書類の時点でネイティブ以外を弾いていると思います。
(NZでは声を大にしては言えませんが・・・)
なのでそこは気にしすぎず普段のテンションで・・・
だけど準備も怠らない。
そんなバランスが丁度良いと経験上感じています。
これも経験上特に感じるのですが
日本にいた時は面接官の質問にどううまく対応できるかが
カギだと思っていたのですが
こちらに来てからは相手の質問に答えながらも
自分が準備してきたことを自分の流れでどうアピールするか
という部分がとても重要なように思います。
面接であっても相手の質問を待ち続ける受け身ではなく
自分の言いたいことを最後まで言い切ること。
不思議なもので結果的に選考されなかったとしても
そこまで準備して言うべきことを言えての結果ならば
「本当にご縁がなかった」と思えるので自分に対する凹みも
そんなにないんですよね^^本当に・・・
経験上、面接は準備とその臨み方だと僕は思っています。
16.採用報告後聞くべきこと、聞かざるべきこと
さて書類選考、面接を経てその後大抵1-2週間は他の方の
選考もありますので返答が来ない事が多いです。
ここで注意すべきことはどんなにその面接を受けた会社が
好感触で手ごたえを感じていても
サインをするまでは他の職探しも並行して行うということ。
僕自身経験がありますが採用担当がすごく好感触で
もうその場でほぼ採用で後は書類手続きだけみたいな
事を言われながら数日後
「ごめん・・・会社の事情が変わってポジション自体がなくなった」
(きっと他に良い候補者を見つけた嘘でしょうけど・苦笑)
なんてケースも起こりえます。
ですので1つだけを待ち続けるなんて古風な?!事をせずに
待っている間も次のアクションを起こしておくことが必要です。
・・・
そしていよいよ採用という電話連絡が入ると
また人事の方と合って条件の話になると思います。
そこでは賃金や労働時間の話があったり
インセンティブの仕組みについての説明があったり
契約期間の話があったり
それを基に雇用契約書が作られますので
その時の入り方は人それぞれだと思います。
その業界の同様の仕事が給与がどのくらいなのかも
目安にすると良いと思います。
後はこれもよく聞かれる質問のひとつで
これは僕の一意見として載せますが
面接やこの条件交渉の時点で「永住権のサポートをしてもらえるか?」
を企業に確認した方が良いか?
という点について。
中にはこれを必ず確認して仕事を決めないと
ワークビザだけで終わって永住権につながらないので
必須と考える人もいると思いますが・・・・
こちらで人を雇った経験もある僕からすると
正直なところ
「そんなことは分かりません」
としか言えません。
ワークビザを出すと決めた以上期待はしています。
だけどそのワークビザの間にどのようなことをしてくれるか
まだ見えないですしそれは次のステップの問題です。
本人だってその企業と別の道を選ぶ可能性だってある訳ですから。
僕はこの辺がまだまだ日本人気質が抜けないと思うのですが
結果を見せる前にTAKEを求めるスタンスがどうも好きになれません。
自分の給与交渉の際も「最初はこれで良いけど
ここまでいったらこうやって考慮して下さい」
というスタイルを取ります。
経営者だってビザをあげるために雇っている訳ではないのです。
ニュージーランド国内の労働者としての権利を主張するのは当然ですけど
そこから先の事は全て自分次第なんだという点を強調しておきたいですね。
ですので聞くのであれば
「この会社では今まで永住権をサポートした実績がありますか?」
「自分もそこまで目指していますので会社に貢献して
サポートしてもらえるようにこれから頑張ります」
というのが筋ではないかな・・・と考えてしまいます。
・・・・古いですね(苦笑)
17.ニュージーランドならではのオフライン就職活動
ニュージーランドならでのお勧めの就職活動をここでひとつ・・・。
これは世界一フレンドリーな国
というこの国ならではの方法です。
昔、日系の企業にいた頃にお店に所謂「飛び込み営業」
もする機会があったのですがそこで学んだ事。
それは・・・「挨拶が返ってくれば商談(応募)も進む?!」です。
日本でも僕は営業マンだったのですが大抵
「飛び込み」をすると「ああ・・・忙しいから」
「間に合ってますから」とか言われて挨拶をしても
まずそれ以上にシャットアウトの意識が強いんですよね。
・・・まぁ分かりますけど(苦笑)
でもこの国は「Hi!!」って言って声を掛けると
通常「Hi!!」ってほとんどの場合は返してくれます。
そして挨拶が交わされると自然と会話に入れるし向こうも聞いてくれるんですね。
話を聞いてもらって断られたらそれは仕方がないけど
その前に断られるのが日本の飛び込み営業の現状。
だけどここニュージーランドでは最初から
「あー・・・いいよ、いいよ」という感じでシャットアウトを
された事はほとんどなかったと記憶しております。
つまり・・・仕事を探すのに「飛び込み」もアリではないかなと言う事です。
つまり募集すればそれだけ競争も高くなるけど、募集してないところに当たる可能性は低いものの当たったら話が進む可能性は低くないということ。
そして以前の僕の生徒さんにそれを実行して
最初のカフェでは見つからなかったけど
その人と連絡先を交換したら違うお店を後で紹介してもらえたという
事例もあります。
このフレンドリーさに力を頂かない手はないですよね?!(笑)
この国はいわゆるHidden marketを開拓するために
飛び込みという手も有効です。(次章参考下さい。)
18.Hidden Job marketとネットワーキング
Hidden Job marketという響きは日本ではなかなか馴染みがないものかもしれません。
簡単に言うとオンラインなどの公の場に出てこない仕事の募集のことです。
そんなの募集の数が知れているんでしょ?と思ったそこのあなた・・・・。
実はこの公に出てこない求人が実は求人全体の60-70%もしくはそれ以上とも
言われたら考え方が変わってくるのではないでしょうか?
実際に80%以上は公募されない募集だなんて情報もあります。
つまり上に挙げたようなオンラインの募集は求人全体の20-30%に過ぎないと
いうことです。
それならば尚更このHIDDEN JOB MARKETをどう攻略するかを考える必要が
出てきます。
(最近の統計ではLinkedInなどを使った費用を掛けずネットワークから
人材を探すという方法をこのHIDDEN JOB MARKETからの募集というカテゴリーから
外すとその割合は変わってきているというデータもありますが)
簡単に背景をお知らせするとニュージーランドの企業はSMALL企業が多く
人事部などが独立してない会社も多く人の採用においても
数多く来る募集に対しての応対にも結構な負担が掛かります。
(CVで最初に目にとめるようにするのもこのためです)
人を選考するのにも時間や手間が掛かるし
じゃあリクルートエージェントに頼むとなると
今度は費用が掛かってきます。
そのためある人が仕事を辞めてそこにポジションが空くと
社内で「こんなポジションが空いたけど誰か良い人を知らないか?」
といった連絡が回って来たりします。
good pepple know other good people
という考え方がベースにあるNZでは
信頼している人の紹介なら(大きな)間違いはないだろうと
いう感覚で仕事の募集が人づてで回ってくることがあるのです。
つまりコネクションがとても重要になってくるのです。
いわゆる日本のコネと違うのはここでいうコネクションとは
縁故などの紹介ではなく自分自身のネットワークを広げて
人脈を作っていくことです。
その中で自分が
どんな人間で
どんな経験があって
どんなことができる
というのを周りに知って貰う動きをするということです。
これをNetworkingと言います。
こういったNetworkingから紹介されたHidden Jobは
企業にもJOB SEEKERにもメリットがあります。
企業にとってのメリットは
・知り合い(スタッフ)からの紹介なので信頼のおける人物に当たりやすい
・費用が掛からない
そして仕事を探している人間からすると
・他の候補者との競争が極力少ない!!
・すでに紹介者のレファレンスがあるので信頼がある
といった点です。
ニュージーランドでは自分のDreamJobを叶えるのに
友達の友達という2人を介せば可能だと言われる。
ですのでネットワーキングは就職活動の中でとても重要な位置を占めています。
・MeetUPイベントなどに参加する
・現地交流会(僕も2か月に1度くらいオークランドで開催します)
・LinkedInを活用する
・FacebookなどのSNSでグループに参加する
常にネットワークを意識して多くのところで
自分で何ができて、何をしたいかを繰り返しアピールしておくことで
つながることもあります。
18.先輩たちはこのように就職している。-待ちと攻めの戦略―
現在までに私はニュージーランドの現地で働く日本人に
沢山出会いインタビューもして来ました。
そこで出てくる話はやはり正攻法の「募集求人」から
就職するものではなくて
・人とのネットワークを通じてという人。(待ち)
・linkdinを活用(待ち)
・複合ビルなどを狙って飛び込みでCVを配ったという人(攻め)
・リクルートエージェントにとにかく気に入られるように(攻め+待ち)
自分をセールス出来た人。
・無料でも良いから経験を積ませて欲しいとお願いしてから
雇用された人。(攻め)
・英語名をつける(付けた後は待ち?)
というように正攻法の人が圧倒的に少なかったです。
キーポイントとなるのは
・競争を避ける
・ネットワーク作りを常に意識しておく
・足で稼いで数をこなす
・こういう仕事がしたいと多くの人に伝えておく
・自分の経験や出来ることが分かりやすい形で伝える
→パワーポイントやウェブも武器に
オークランドで働く皆さんの例はその他のファイルを参照下さい。
19.インターンシップ・ボランティアとワークエクスペリエンス
日本でも聞くこれらの言葉は実際にニュージーランドでは
少し意味が変わってきます。
通常インターンシップ(プログラム)と日本で言うと海外向けの場合は
数カ月現地企業で働いて(有給なり・無給なり)その後に就職を目指す
場合もありますがこちらではインターンシップというとワークエクスペリエンスと
ほぼ同意義語です。
通常大学や専門学校のプログラムの一環として数週間職業体験をする意味合いが
強くその企業にとってポジションが現在必要という場合はかなり稀です。
一方のボランティアは非営利団体も含め人手が必要だけどボランティアで
賄うという意味合いがあります。
つまりポジションとしては空いているのです。
ただそこが雇用になるかどうかはその人とその団体の受け入れ態勢次第ですが
インターンやワークシップよりも流れからのその可能性は高いようです。
またこの国では面接の際にボランティアをしてきたか?という
質問が来ることもありその経験がリファレンスになる場合もあるので
本就職を目指す前に経験出来る人は積極的に利用するのも手です。
*LinkedInにもその経験を書き記す項目があります。
20.雇われながら起業・副業の考え方
上で記述した起業家ビザはその条件に
経験やお金そして複雑な事業計画などがありとても
ハードルが高そうです・・・が
起業家ビザを取得しなくても仕事をする方法はあります。
この国では「雇用者名」記載のワークビザでは
基本その雇用主の下でしかできませんが
(一部条件変更も可能)
記載のないいわゆるOPENのワークビザでは
自分自身で仕事をすることが可能です。
ニュージーランドにダイレクターが住んでいる必要があります。
*OPENのワークビザは雇用主が決まっていないビザで
ワーキングホリデービザ、
パートナーシップ
学校卒業後のPOST STUDY WORKビザも含まれます。
ニュージーランドで起業なんて自分には
縁のない話と考えるかもしれません。
ですがニュージーランドでは副業に対する考え方は
非常にオープンです。
また会社組織として登録すること自体も
ONLINEで出来て費用も$160と手軽にできます。
2015年の起業しやすいランキングが189か国中の1位でした。
またそのような会社形態を取らず「Sole Trader」として
自分の個人の税金番号を使って副業をすることも可能です。
例えば。。。
・マヌカハニー、プラセンタクリームやワインなどを日本に個人輸出
・現地でフリーランスとしてフラワーコーディネート
・空いているキッチンを借りて手巻き寿司を作り売る
・現地のNZの小さなビジネスの日本語のサイトを作ってあげる
などなど雇われるだけでなく自分からスタートすることも
可能です。
そしてその事が・・・・
21.仕事を作りビザの問題をクリアするー就職活動はこの日から始まっているー
小さなビジネスをスタートすることが実は就職活動にも有利に働くのです。
現地のサプライヤーとやり取りをする機会もありますし
そこから日本に販売する経験を持っている・・・
すでにNZで個人で仕事をしてNZ(もしくは日本)にお客さんを持っている。
そしてそのお客さんは企業Aにとっては自分の顧客にもなり得る。
そんな人(=あなた)からCVが来たら、面接に来たら・・・
企業Aの担当者はどう思うでしょうか?
・・・今までの雇って下さい。自分はこんな事が出来ます
と言っていた他の候補者と説得力がまるで違ます。
この人は実際に客がいてその客とビジネスをこの会社に
持って来れると言っている・・・
しかも実績データなども揃えて来た・・・
採用!!!
・・・・これは実際に自分が使ってみた話です。
そういう意味も含めて日本なり現地なり
自分の興味のありそうな事から小さな
ビジネスを始めるというのはユニークな手段だと思います。
ここまでも正攻法ではない方法でジョブオファーや
ビザの問題をクリアすると書いているのもこのような経験に基づくものです。
自分から仕事を作れる人。
そしてその企業のビジネスを広げられる人のところには
ポジションを与えることはそんなに難しいことはありません。
ポジションがあるから仕事を得ることが通常の考え方ですが
ないポジションを自分から作っていくということも新しい就職の考え方です。
そしてそれは現地で通常の就職活動のようにヨーイ・ドンでスタートするのではなく
それこそ日本にいる間から可能なのです。
通常、書類選考も面接も一発勝負になりますが
この方法であれば時間を掛けて自分のことをアピールすることが可能です。
あとはビザの問題に対してどう説明できて
負担部分を説明できるか(その部分にしても移民アドバイザーーなどが
大部分を引き受けてくれます)
就職活動はセオリーだけではありませんね・・・・。
22.自分の就職・移住パターンはどのタイプ?
結構なページ数を使ってニュージーランドの就職方法や
永住ビザにつながる仕組みについて書いてきました。
その中でも色々なパターンを紹介してきましたが
最後にパターンをまとめてどのようなルートを経て
そのような道を辿るかをまとめてみます。
英語力:
中級以上を目指し日本やNZの語学学校へ すぐ就職活動か専門学校に
*ワーホリ以外でも働くビザはあります 行ける準備が整っている
職歴:
その分野で就職活動 違う職種を選択
OR 日本で専門以上の資格なし
英語力
まずは自分がニュージーランドで通用する最低限のレベルの
英語力があるかをチェック。
職人などの技術職を除きそのレベルに達しない場合は日本でもレベルアップを図る。
また時間を短縮する場合は現地の語学学校に通う。
ワーキングホリデーなどがもう使えない場合でも学生ビザで週20時間まで働ける
学校もある。また夜間学校などもあるので昼間働き夕方から学校に
通うという同時スタイルでも可能性がある。
職歴
まずは自分の経験してきた仕事がニュージーランドにおいて
SKILLED WORKに該当するかをチェック
そして仕事の多さ(就職のしやすさ)などもチェック
可能性があるならばそのルートで就職するための他の障害もチェック
チェック後に
・違う職歴を目指す
・もしくは学歴(資格)ポイントが足りなそうな場合は専門学校も検討
自分のタイプを確認して実際の渡航ルートと費用を考えてみる
TYPE:A
英語力:初級
渡航:単独(独身)
職歴:ある特定の職種に3年以上経験なし
学歴:日本で専門以上の資格なし
ニュージーランドの労働環境を語る時に分かりやすい数々のデータがあります。
ここから見えてくるのは
簡単に起業できるスモールカンパニーが多く生活>仕事の構図がはっきりとしていて女性にも平等に
ポジションが与えられる公平な職場環境だということ。
現地の人は基本的に定時に来て(もしくは渋滞を避けるために早く来てコーヒーを飲みながらネットサーフィンして)定時に帰宅する人が多いです。
そのために夕方の渋滞も一斉に起こるために止まるのも数時間です。
また決め事はきちんと文書にして起こさないと後々もめるケースが多々ありますので
日本人的な「分かるだろう・・・」ではなくてはっきりと形にしておくことが必要です。
NZは世界で一番仕事と生活のバランスが取れている国
http://www.newzealandnow.govt.nz/living-in-nz/balanced-lifestyle/work-life-balance
(80%移民がYESと答えこれは2位のタイとカナダの60%を大きく離してダントツの1位です)
・女性に平等
・家族を優先して仕事ができる。
業種にももちろんよりますが
時間なども結構フレキシブル。
家族の用事などでの遅刻早退は日常茶飯事です。
子供を迎えに行くという理由で早退が認められる
会社も多いです。
時間拘束よりも結果にコミットする事を
好まれる傾向にあります。
日本のように時期が来て必ず貰えるボーナスというものは通常存在せず結果に応じてのインセンティブはあるので雇用時にその辺も確認する必要があります。
英語力と仕事の関係
西洋圏で仕事を考える上で英語力から考える方が多いと思います。
もちろん必要な場合が多いですしあればあっただけ選べるオプションの幅は変わってきます。
ですが英語が出来る=就職できるでは決してなくて英語をスキルとして認めてもらえるのは一部の会社になります。
現地系ではあるものが当然としてそこからどんな経験やスキルがあるかが求められます。(後述)
ここでは英語力と仕事の業務の概要を表します。
あくまでも目安ですが語学学校に行く人はそのレベルやTOEIC、IELTSのスコアなども参考にしてみて下さい。
英語レベル | 具体的なレベル | 職務内容 | TOEICスコア | IELTSバンド |
Elementary | 旅行会話 | 仕事にはまだ不十分(日系は可能性あり) | 550未満 | 4.5未満 |
Pre-Int | 日常会話 | 決められたオーダー、メール対応など | 550-650 | 4.5-5.5 |
Inter | 意思疎通 | 電話応対、フロア対応、コミュニケーション | 650-750 | 5.5-6.5 |
Upper-Int | ビジネス | 会議、交渉、コンプレイン対応 | 750-850 | 6.5-7.5 |
Advanced | ネイティブ | 通訳、専門用語を用いて対応 | 850以上 | 7.5 |