読んで貰いたい人 | 留学やワーホリを英語の部分で考えている人 |
読んだ後分かる事 | 何をするために海外を目指すかが見えて来る |
海外留学はいつどんな時に意識し始めるのだろうか?
そもそも留学も区分けが沢山あって最近はどれがどこを指すのか分かりづらいですね。
ここ数年では高校留学や新しく親子留学なんて言葉も生まれ出しました。
これよりも以前に韓国人は随分早くから子供が海外に留学してお母さんは付き添いで一緒に渡航。
お父さんは本国から援護射撃(海外送金^^)
なんてスタイルがよく見られましたけど・・・
そういう親御さん主体の留学などはちょっと今回は置いておいて本人が留学(ワーキングホリデーでも良いです)を意識をするのはどんな時なのかを考えてみたいと思います。
これには
- 今後、英語が出来ないと就職ができないという
不安・心配から来る外的要因から来るもの
と
- 新しい事に触れたい、自分の世界を広げたいという
内的要因から来るもの
の2つがあると思います。
順に説明していきますね。
日本が衰退して行きそうだから海外に行くのか?!(外的発想)
海外に行きたいと言い出すと周りから上に書いた様なことを
言い出す人が出るかもしれません?!
まず最初に大前提としてお話ししておきますが日本は本当に素晴らしい国だと思います。
僕にとっては海外在住が長い分痛感する部分も多いです。
大震災、原発放射能問題、憲法改正問題、近隣諸国との関係など不安な部分も沢山あると思いますがそれはどこの国も例外でなく同じように多くの問題を抱えています。
イギリスの民間の中立研究機関であるLegatumが毎年発表するProsperty Index /繁栄指数(富と生活の満足感に対する指数)によれば2015年のデータでは日本は142か国中19位にランクされています。
(ソース)Prosperity index /https://goo.gl/UsiiAf
国別に比較することに意味があるかはひとまず置いておいて相対的に見てもまだ比較的暮らしやすい国に分類できると言えると思います。
(個々の肌感覚は別のご意見もあるでしょうけど全体の数値としてです)
僕が他の国と比べてみて一番驚くのは日本のその安全性です。
深夜を過ぎて女性一人でも歩ける国なんてそう多くはないですよ。
・・・・まぁ朝まで電気が煌々とついている国というのも
関係あるのかもしれませんが(苦笑)・・・
こんな安全で豊かな国そうそうありません。
このままその生活が続いて行くと良いな。と思うのですが
未来を予想するデータからはなかなか厳しい現実が見えてきます。
- 2018年を境に18歳の人口がどんどん減ると言われていて
- 2030年には人口全体の3分の1が65歳(=非労働者)に
- 更に2031年には18歳の人口が100万人を割りそして
2050年には人口自体が1億人を割って9000万人人口に突入すると予測されています。
*ソース:総務省統計局
2030年なんてあと10数年先の話です!!!
10年なんてアッという間ですよね?!
歳を重ねるごとにその速さは速度を増すように感じられます(苦笑)
で何が言いたいかというと・・・
人口・・・特に労働人口が少なくなって
弱体化して行く日本という国を捨てて海外に渡りましょう!!
・・・という訳ではないのです^^
誤解をして頂きたくないのは海外移住というのはその人のたまたま縁があっての結果であって全ての方に
手放しでお勧め出来るようなものではありません。
ましてや日本が嫌だから不安だからという理由だけで暮らしていけるほど良いことばかりが待っている訳でもありません。
僕が推奨したいのは移住というスタイルの話ではなくて留学、就労、起業どんな形でも良いので海外で生活をして色々な外国人と接する経験が今以上に多くの日本の方に必要であるという事です!!
何を根拠にそう言っているかと言うと・・・
では、データが予想するように今後、少子化や僕らのように海外移住組が増える事により人口が減り続けて行くと日本はどうなると思いますか?
労働人口を増やす為に労働定年の年齢を引き上げて70歳までにしてしまうといった事や女性の雇用機会の拡大なども議論されているようですが・・・
結局のところ労働人口を増やすという意味では外国からの移民を受け入れるという
事も決して避けて通る事が出来る事ではないと思います。
*追記:2018年5月現在
「建設」「農業」「宿泊」「介護」「造船」の5分野を対象に新設する
「特定技能評価試験」(仮称)に合格すれば外国人に就労資格を得られるようにする。企業からすれば長期雇用が実質的に可能になり、技術やノウハウの教育に力を入れられる。
大学を卒業した「高度人材」の日本での就職も後押ししていく方針で、日本の職場に本格的に外国人が流入してくることになる。法務省がまとめた2017年末の在留外国人数は256万1848人。
1年前に比べ7.5%、約18万人も増加した。5年連続で増え続けており、256万人は過去最多だ。厚生労働省に事業所が届け出た外国人労働者は約128万人でこれも過去最多を更新している。
新制度によって政府は2025年までに5分野で「50万人超」の受け入れを目指すとしている。
ソース:https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/021900010/053100068/
また今までは日本国内だけでビジネスを展開をしておけば運営していけた企業も大小を問わず国外への販売・サービス展開も検討しなければいけない・・・・
どころか逆に海外から日本に参入する企業も増えて来て国を越えた過酷なレースに参加せざるを得ない状況が
年々シビアになってきています。
事実、東北震災後には日本国内の外資系企業数やその売り上げも減少の傾向にありましたが現在はまた徐々に増え始め国内では3000社以上の企業があり2001年の頃に比べて約2倍の企業が海外から参入して来ています。
(ソース)経済産業省:https://goo.gl/IFsak1
*追記:2018年5月現在
こちらもこの時以上にこのような所謂グローバル人材と呼ばれる
国を越えて対応できる人が求められていて僕のところにも日本から頻繁に要請があります。
詳しくは下記の帰国後就職についてご参考下さい。
外国人、外国企業とのやりとりは国内に居ても海外でもどうやら避けて通れそうもありません・・・。
ではどうすれば良いですか?
やはり英語の勉強ですか??
半分正解ですが
半分不正解です^^。
英語という言葉のツールを学ぶだけでは外国人とのコミュニケーションを学べるとは言えないと思います。
そもそも・・・・海外に英語を勉強しに行く。
全然魅力的な感じしないじゃないですか!!!
なんで海外に行ってまでわざわざ勉強なんですか???
そんなのだけをモチベーションに行けと言われてもそれはテンション上がりませんよね?!(苦笑)
勉強なんて思うから行動に移す前に腰が引けてしまうのではないでしょうか?
そこら辺も含めて次は内的発想からの留学やワーホリの可能性です。
海外へは英語が目的になってはいけない!!(内的発想)
英語を勉強するために留学(ワーキングホリデー)をする。
そんな風に感じているなら考えを改めるべきだと冒頭に書きました。
もちろん「英語を学びに行くな」なんて言っている訳ではありません。
むしろ自分のオプションを増やす意味でもやらないといけないと思います。
でも英語を勉強するだけなら日本でも出来るし、最近ではSkypeなどを通してオンラインでも格安で英会話をする機会を増やすことは出来ますよね?
僕は今もですがずっと留学の仕事に従事してきました。
ニュージーランドで一番最初に就職した会社は日系の留学代理店だったし、今はも個人で留学をしたい人のサポートをしているし3校ほど語学学校のマーケティング担当の経験もしたし
「英語」というものに深く関わって来ました。
*追記:2018年5月現在
今後も留学には関わって行きますが2018年5月以降
留学代理店さんにも協力してもらって
インターンシッププログラムを作ったり
仕事探しサポートをする方向になりました。
だけど、英語が出来ないと仕事が探せないとか帰国後の就職活動が出来ないという生徒さんには日本が崇拝し過ぎる「英語」というモノだけにとらわれずにどうやったら全く背景の違う人とコミュニケーションを取れるかも考えてみて下さいと言っています。
「もちろん英語も大事だけど色々な国の人が集まる中でどうやりとりをするかが大事」という話をしてきました。
- 例えば南米のクラスメイトが人のいう事全く聞く気が
なく一方的に意見を言っている時に自分の意思を伝える方法。 - 例えば他のアジアの(複数の)国が過去の戦争の事で意見を言い合って日本の事を突っ込まれた時にどう回答をするか
- 例えば現地の人たちの時間に関する概念が日本とは違いルーズ過ぎて物事がうまく行かない時にどうやって進めて行くか。
そしてそれぞれ出身国が違くても相手の国のやり方や意見も認め合って
(まぁ時に譲歩し合ってという時もありますが^^)
それでいて自分も自分の意見を主張してそうやってその国でやって行く。
(日本と違い、そうしないと自分のポジションがなくなりますから)
それは現地で直接接して話をして、寝食を共にして一緒に旅行に出かけることで見えてくる真実です。
そんなやりとりが出来るようになれば多くの外国出身者の友達が増えている事でしょう!
そんな状況になれば将来あなたにとってどんな事が起こるでしょうか?
留学(ワーキングホリデー)がもたらす最大の恩恵
・帰国後も留学(ワーキングホリデー)中に会った世界中からの友達が自分を訪ねてくれるようになる
OR 自分もその友達を訪ねて世界中を周る事ができる
・将来自分が仕事(起業含む)をする時に世界中にコネクションを持っている事になる
・日本に戻って海外とやりとりをする時も(上に挙げたような経験を経て)
外国人との交渉の落としどころ、主張のバランスが分かっているのでうまく対処できる
・そして何より日本での就職しかオプションになかったのに英語や海外経験を経て
アジア、西洋を筆頭に選べるオプションが無限大に広がる。
もちろんそこから結果的に海外就職であったり、働く場所が限定されない海外と日本を行き来するような
生活をする人も出てくると思います。
凄い事尽くしじゃないですか!!
ワクワクしませんか?!^^
だから海外には英語を勉強をしに行くという意識じゃないんです!!
自分のその後の選択の幅を広げるために行くんです。
そのための手段に英語が必要だと思うのです。
これは僕らがそのように教育されて来たので仕方がないのですが・・・
英語は手段であってそれ自体が目的になってはいけないと思うのです。
今の選べるオプションが少ない上に限定された競争の激しい場所の中でもがき続けるのではなくて自分にもっと可能性をあげるために行くんです。
全ては他でもない自分のこれからのために必要なことです。
もっと選択肢がある道がある事をまずは知る事を強くおススメします!
だから外的発想も頭に入れながらも「英語を勉強する」のではなくて内的発想で
自分のこれからのために楽しみながら習得する!
そんなスタンスが丁度良いと僕は考えます。
その為にはどんな準備が必要でどんな方法で進めて行けば良いか。
それもこのブログや具体的にはメルマガでも伝えて行きます。
これからお楽しみに!
あなたの海外生活を応援しています!!
P.S.
この記事はこの対談をした後にインスパイアされて
書きました。PART1&2共にお勧めですですが
今回の記事に関係あるPart2より・・・。
南半球で一番良い学校に選ばれたこの学校。
詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせ下さい。
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