海外就職活動はまず日本のやり方から離れること

読んでもらいたい人 海外就職や起業を目指している人
読んだ後分かる事 海外就職の基本セオリー以外で勝ち取る方法

だいぶ時間が空いてしまいました。
この間に日本への一時帰国があって

昔ニュージーランドで
ワーキングホリデーしていた人。
留学していた人。
これからニュージーランドに来たい人。

などが集まる同窓会兼交流会を
東京と大阪で開催したり
海外で働くことを目指す女性のためのセミナー
などを開催したりしました。

https://www.facebook.com/events/910006829097903/

これらは今後海外に出たい人と出た人を繋ぐ
イベントとしてもとても可能性を感じたし、
あるテーマに絞ったセミナー
(今回は’女性’でしたし前回は’若者’でした)

というのはゲストを含め違うアングルから海外の話
ができるのでこれもとても面白い試み
だったと感じました。

それとニュージーランドに関わった方々が
何らかの形で今後もまたニュージーランドに
関わってうまくいったらまた戻って来たい
と考えている方も多いのが分かって

僕が今年進めたいと思っていた
「ニュージーランドのスモールビジネスを紹介していく」
そしてそこからの繋がりから

ニュージーランドにこれからも関わっていく。
というスタイルにこういった人たちが活躍できる場所があるのでは?
と強く思いましたね。

メルマガの方でもその中身を書いていますが
特にFACEBOOKグループなどのSNSを通して

企業でない個人が言葉を発することにより集まる力を
実際に体験してきた自分にとっては
今後の可能性を強く感じています。

まぁこれは新しい試みだし、あくまでの僕の経験ですので
「夢みたいなこと言ってらぁ・・・」と思われるのも仕方がないですが(苦笑)・・・

僕の海外就職活動の基本的な考え方として

日本を出てしまったんだから、
もう所謂日本の常識やセオリーなどに
縛られる必要なんてない・・・
いや、むしろそこを敢えて外して
競争が出来るだけ少ない場所を選ぶ
もしくは自分で作って行くことがとても大事。

・・・というのがあるので
これから話すちょっと変わった海外就職や
起業のネタ探しの考え方も

ひとつ参考にして貰えたらと思います。

 

海外での就職活動

 

ここへ来て突然大雑把な表題になりました(苦笑)

この「海外で働くこと」はこのブログの大きなテーマであるし
今回の記事の2章目で書ききれる内容ではもちろんないのですが

上で書いたように競争が出来るだけ少ない場所を
選ぶ・もしくは自分で作って行く。
という側面から見た海外で働くための就職活動について少し説明します。

海外で働くという手順については基本編も応用編も
今まで色々なところで直接お話していて
データも含め色々とあるのでこれは今後ひとつにまとてめて
どこかのタイミングでお知らせしますが今回はその中でも
日本に居ながら進める海外就職戦略のさわりの部分です。

まず就職活動をする上において
基本セオリーに従って動くということ=

ローカルを含む言語やその国の文化を理解している人

が溢れる就職競争に参戦することを意味します。

つまりそれだけ仕事の募集もありますが
競争は高いエリアになります。
基本セオリー従った公募に対する海外就職活動:

競争相手 ローカルを含む言語や文化を理解している人
募集方法 オンラインなどの公募
募集数 多め
競争率 かなり高い

かたや僕ら外国人はどんなに語学が堪能な人でも
言葉や文化の違いは実際にその国で育って来た人に比べたら
どうやったってこの部分では勝ち目がありません。
当然ですよね^^・・・

だから僕がいつも言うのはそこで勝負したって
勝ち目はないんだからそこ以外で何が出来るかを考えてみよう。
そしてセオリー通り正面から行かないで
海外就職を攻略する方法を考えてみよう。

ってことです。

今までインターンの受け入れ先企業の開拓などで
色々な現地企業の人事や経営者の人たちから
話を伺う機会がありましたが

実際にニュージーランドを含む移民の国は
英語や文化を完全に理解している人なんてものを
最初から期待していません。

海外就職=英語(言語)の能力が高い・・・
と考える人もいるかと思いますが
‘My English skill….brabrabra….’
(これ・・・面接する時日本人含むアジアの学生からよく聞く言葉です。)

翻訳や通訳の仕事をする人でもない限り
English Skillなんて言葉を使わないほうが無難です。
(もちろんあるに越したことはないですが)

むしろ英語力の部分はある程度までは
あるのが当たり前という前提で
SKILLとして認知されることは少なく
それ以上にローカルの人がなかなか出来ない部分を
どれだけアピールできるかはとても重要です。

もちろん業務によって求められる英語力も
変わってきますが誤解を恐れずに言えば

指示が理解できてそこからその人だから出来る
必要な業務をこなせればそれでOK
って考える現地経営者も多かったですね。

海外就職はまず言葉ありきと考えている人がいたら
この部分は本当にこれから書くことも参考にして頂きたいと思います。

 

日本人であることを最も有効に活かせる部分は?

ではローカルとの正面対決の競争を避け
仕事を手に入れるために日本人がアピール出来る
部分はどんなところでしょうか?

外国人にはない

  • きめ細やかなホスピタリティー能力でしょうか?
  • 仕事や時間に対する丁寧さ・正確さでしょうか?
  • 手先の器用さや技術力の高さでしょうか?

もちろんそういう部分に於いてごく平均的な日本人が
他国より秀でている部分もあり有利に働くこともあると思いますが

仕事のクオリティ基準が違う外国においては
丁寧さや正確さは時に必要以上に時間を要してしまい
その部分にこだわり過ぎると今度は

「あいつに仕事を頼むと時間が掛かる」

というデメリットになるという危険性も実はあります。

その辺はバランスが大切ですし
実際に海外の仕事環境事情を学んだ人の中には
時間をなるべくかけずそれでも日本人の丁寧さは
忘れずに気を付けるように時間的工夫をしてきた。

といった声も聞いたことがあります。

確かにこういった個人レベルで気をつけられる
日本クオリティもバランス良く取り入れてみる。

というのはひとつ日本に生まれ育った僕らの
アドバンテージと言えるかもしれません。

だけどもっと具体的且つ効果的な日本人である
アドバンテージはなんだか分かりますか?

それは・・・・

僕らが日本人であるという点です(笑)

もう少しテクニカルに書くならば

日本語が話せて日本の文化を理解して
日本の商習慣を理解している
日本人ローカルであるということ。

これだけである国のある分野の人たちにとっては
とても魅力的なビジネスパートナーになり得るのです。

ニュージーランドを例に挙げてみます。

スモールビジネスから仕事につなげる(ニュージーランドの場合)

 

ニュージーランドは世界で一番起業がしやすい国という
ランキングにここ最近毎年選ばれていて就職しながら

個人の会社を持つ人。
ファミリービジネスで起業している人。
といったスモールビジネスがほとんどを占めています。

97%はSMALLビジネス(472,100企業)
個人事業主69%、1-5人20%、6-19人8%、
20-49人2%、50-99人0.4%、100+人0.4%

ソース: https://goo.gl/ys2PyT

こういった個人や企業の中にはユニークなマヌカハニーや
まだ市場に出回っていない健康食品・美容品などがあって
人知れず450万人しかいないニュージーランドで
埋もれていたりします。

例え商品がヒットしても国内だけに目を向けていた場合
450万人が対象のマーケットという事になります。

かたや日本はどうでしょうか?

どんどん人口や経済の規模が小さくなってきているのは
事実ですがそれでもまだ現在1.2億人以上のマーケット。

しかも高齢者の比率が上がっているので
美容や健康に関係する商品を扱う
ニュージーランドのスモールビジネスを扱う会社にとっては
のどから手が出るほどに魅力的なマーケットと言えます。

ということは
このニュージーランド現地のスモールビジネスと
日本の市場を繋ぐことが出来ればそれはその
ニュージーランド企業にとっては願ったり叶ったりという事です。

ここに僕らにも仕事に繋げるヒントがあるわけです。

つまり・・・

ニュージーランドにあるまだまだ知られていない
ユニークな商品を日本に展開する橋渡しをする
ことが出来る人のところには
仕事が発生してくるということです。

一番分かりやすい形では日本にそれらの商材を売れる
販路を見つけてあげることが出来る人という事になるでしょうけど

それだけでなくIT畑の人ならば彼らの日本向けウェブサイトを
作る手伝いをするといったことや

マーケティング畑のひとならば類似品の日本における
市場調査に協力してあげるといった事も出来ると思います。

別に健康食などにこだわる必要もなく
自分の興味のある商材からはじめて見ることができます。

例えば滞在中にニュージーランドワインの虜になってしまったので
日本でニュージーランドワインを紹介する手伝いをする等・・・

こういうことを始めることで自分の興味のある国に
関わることが出来るわけです。

しかも最大のポイントは自分の興味のある事を
扱えるというだけでなく海外就職や起業を目指す人にとって
競争をさけて大きなチャンスを掴む
可能性があるメリットがあります。

  • 日本に居ながらにして自分の興味のある商材
    (会社)に関わることができる。
  • 時間を掛けて自分がその会社(商材)で
    何が出来るかを見てもらう機会を得る
  • その功績が認められれば現地に移動(移住など)する際に
    仕事の機会を得る可能性がある。

分かりづらいかもしれないので例を挙げてみます。

海外就職活動において日本人がローカルと勝負して勝てる部分

 

 

例:

殺菌効果の高い新しいマヌカハニーを開発したA社。
家族経営で研究に時間やお金を掛けて来たものの販路をどうやって
切り開くかが今後の課題・・・。

そんな時に知り合いの日本人の紹介で
日本で販売する手伝いをさせて下さいと連絡が・・・。
聞いたら彼は日本で小売の営業マンをしていて
サンプルで店に置きながら
またオンラインでも販売してみたいとのこと・・・。

1年後日本でもオンライン販売が繋がり
彼が日本に居なくてもある程度自動で
売り上げる仕組み作りが完成。

今後はコネクションを生かし中国マーケットも含めて
他国も展開してみたい。との事。

そしてNZを基点として販売を強化していきたいので
セールス担当として会社に迎え入れて貰えないだろうか?と・・・。

1年間の彼の動きを通じて有能なセールスマンであることは
疑いようがない。

日本の月々の売り上げで彼を雇うだけの給与も稼げている。
よし、彼に掛けてみよう!・・・・・ジョブオファーを快諾。
・・・・・・・

もちろんこんなにストレートにうまくいく話
ばかりではないでしょう。(苦笑)

そもそもビザがないという時点で普通の小さな会社の
経営者は二の足を踏む人がほとんどでしょう。

だけど未経験の経営者はビザを含めて
色々な部分が誤解されているのも事実。

これらをクリアできれば既に信頼関係が出来ているわけですから
海外就職という扉ももうそこまで来ているとも言えます。

また例えその企業にそれだけの余裕がまだなかったとしても
日本で培ったノウハウや販売ルートはその他の
ニュージーランド商品を拡販する際にも使えるので
就職活動の際に十分アピール材料になり得ます。

こういう方法は公募でONLINEで
こういう人材を募集しています。

とある求人のように多くの人との競争をする必要のない
競争を避ける長い就職活動と言えます。

普通の募集ではCV提出や面接も
ほぼ一発勝負の就職活動に比べて

この方法では長い時間を掛けて
しっかりアピールが出来るのも特徴です。

競争を避ける海外就職活動

競争相手 ほぼゼロ
募集方法 自分で探すORこのブログを常にチェック^^
募集数 募集はないが探し出せば相当数あり
競争率 ほぼゼロ

またオンラインの通常の応募に対しても
実際にゼロからセールス担当を育てるのと
既に日本に販路を持っているセールス担当を
迎え入れるのとどちらがより効果的か・・・・

450万人に売る術をこれから教える人材と
1億2千万人に売るルートを既に持っている人材と
どちらが企業にとってメリットがあるか・・・

ほら、僕らにも勝てる部分があるじゃないですか?!(笑)

この部分が僕が日本人である事を活かして海外就職も
臨んでみよう!といつも色んな場所でお話する部分です。

実際に僕の所にはそんなニュージーランドの
小さなローカル企業から日本に販売展開をする
手伝いをして欲しいと人を伝って色々とお願いされます^^

今持ってるところだとミネラルウォーター
(帰国後もう1社お願いされました^^)の会社
美容健康に関係する商材なんかもあります。

また最近特に起業に関するご連絡が多いので

起業するまでのマーケティングサポートも
再開したいと思っています。

現在までに
・マヌカハニー
・ビーベノムクリーム
・Buzzy Bee(NZの木のおもちゃ)
・ボーンカービング
・牧羊犬

等のマーケティング&輸出サポート
を行った経験があります。

詳しくはページ下部の活動実績をご参考下さい。

僕はこれからもそういったスモールビジネスのネタを
現地から提供していきますし
興味のある商材・サービスがありましたらミドルマンとして
それらをうまく使って上のような方法で
ご自身も仕事や海外就職に繋げて
いければ皆にとっても面白いことになるのでは?
と思っています。

ニュージーランドでの商材探し。
起業の可能性について興味がある方は是非こちらにご連絡下さい。

なんだか色々な角度に飛びましたが
まとめますと・・・

もう少しテクニカルに書くならば

  • 海外就職を目指す上でローカルを含む正面からの競争をなるべく避ける
  • 現地についてからヨーイドンの正攻法での就職活動以外にも
    日本に居ながらに進めていける動きも意識してみる。
  • 自分の気に入った会社・商品を日本に広げるために
    自分が出来そうなことはないか考えてみる。
  • 実績を作り現地に移住する際にその会社(もしくは類似他社)に
    その実績を元に就職を打診してみる。

 

・・・・といった正攻法以外の就職活動を意識することも
海外就職を考える上において重要になってくる。

そんな海外就職の話でした。

これは僕も以前使った実例ですのでとてもお勧めです。

DUKE