金くれーという 汚いオッチャンにはさすがに引いた… Bは凍りついて閉口してしまった。 オレは口では真顔で「金は全然ない」と言いながらも 下の口はチビりそうだった。…下品。 (絶対アンタ3人くらい殺してるだろー?!その目。) 日本人だとわかると大抵の奴は金をせびろうとした。 だから”オレらとても貧乏で哀れな日本人”と説明するのがこの店での口癖になった。 実際、日本人だって言うのよそうかと思ったくらいだ。 彼らにしてみりゃJAPANESEって、やっぱまだそういうイメージなのかねえ? 何かいいのやら悪いのやら… ここでは仕事がうまくいかない日ほどミラクルショットが炸裂した。 1度に4つ同時に玉を落とすなんて日もあった。手玉(自分の玉)含めて… 全然ダメじゃん。 そんなこんなでこの店にはよく通った。 でもオレらが危ないと感じていても離れられない大きな理由が他にもあった。 それはある週の木曜日のことだった。 いつものようにBと打ちに来てみるとやたらいつもより 客の入りが多かったので何だろう?と思いながら打っている時だった。 ジャーン。 いきなり大きな音で音楽が鳴り始め男共がシャウトしだした。 おーい。どーしたん?みんな壊れちゃったの?何があるとい.…… キンキラの服来たネーちゃんが音楽に合わせて踊り場にやってきた。 …ちょっと期待した。 何かステキなことが起ころうとしてるんちゃう? 皆食い入るように一点を凝視。 ・・・・ ・・・・ ・・・10分経過。 最後にはパンツ一丁で彼女は踊っていた。 野獣共の忘れかけていた気持ちに火をつけてしまった。 皆、玉突きなど忘れて違うモノを突・・・・・。 …めちゃ、おやじギャグ…   コーヘイBと「来週の木曜日もまた来ようなー」と堅く約束した。 …アホッ ノールが行くなという理由がわかった気がした。 さては、たまーに来てるな?! 画像はイメージです^^ ➡次:29.シドニーの休日。ため息の日曜日]]>